
昨年8月に膵炎との診断を受け、現在も病気と向き合いながら、どのようなトレーニングを積んできたのか、お話を伺いました。
高橋健吾さんの記録 / 230K / 26時間02分44秒
Q. 2017年に小江戸大江戸230Kが初出場かと思いますが、当大会に参加されたきっかけがあれば教えてください。
実は2016に初参加で地元のおしなりエイドでDNFしました。きっかけは地元のラン仲間から話を聞いて出てみようかなと・・・
Q. 走歴について教えてください
30歳から美味しいビールを飲むためにランニングを開始しました。Q. フルマラソンのベストタイムを教えてください。
寝起きで走った2:48分がベストですかね。公認ですとその一週間前に走った勝田マラソンの2:49どちらも今年です。Q. ここ半年の月間走行距離を教えてください。
半年前は走ってませんでしたが、11月の終わりころから走り出して毎月平均1000km超は4カ月連続で超えてました。Q. 高橋さんは墨田区のランニング教室「したまちAC」代表ですが、チーム構成や練習内容、どんな雰囲気のチームかを教えてください。
小学生から大人まで行ってます。どちらかというと楽しいというより他のクラブより少し厳しいと思います。少しだけ時代に逆行しているかも。その分成長した喜びは感じられてるかと思います。
Q. 今大会に向けてのトレーニング、なにか準備されましたか?
特に準備はせず、ルーティンとして前日まで毎日ハーフマラソン以上の距離を約120日欠かさず走りました。Q. 最大心拍数や大会中の平均心拍数はどのくらいでしたか?
すみません。心拍計を回すと充電が無くなる、また時計を充電接続して走っていたため心拍は測れず。Q. 使用しているGPSデバイスがあれば教えてください。
ガーミン、アマズフィットQ. 普段はどのような練習をしてますか?
毎日ひたすらジョグ+αで練習ペーサー、余裕があれば生徒達とスピード練習に混ざる。Q. 娘さんは4月から中学3年だそうですが、中学1年生の2024年度には5000mで日本歴代1位の記録、2026年には都道府県女子駅伝の都代表に選出されるほどの実力のあるランナーだそうですね。
走り始めたきっかけが小学2年生の校内マラソン大会だったそうですが、お父様の影響は大きかったのでしょうか。
今現在、高橋さんが娘さんから影響をもらうこともありますか?
そうですね、私がランニング指導を始めていたころだったので、小学2年生のマラソン大会14位に納得いかず(父が)翌日から週3.4日は連れ出してました。いつしか毎日になってましたね。娘が私より微妙に速いタイムなのでなんとか目標にしているため、気持ちが切れずに練習ができてるかも知れません。(あまりそちらの短い競技は走りませんが)
Q. 2025年8月に膵炎との診断を受けて現在も治療を続けられているとのことですが、病気について教えてください。気がつかれたきっかけは何かあったのでしょうか。
ずーッと数年体調が悪かったのですが、腹痛で立っていられず救急で運ばれました。ずーっと様々な体調不良がありました。不眠症、手足のしびれ、全身の急激な冷え、慢性的な下痢・・・まだまだあります。キリがないですね。
Q. 治療を続けながらも努力を怠らず、進化し続けている秘訣を教えてください。
実は難病で治療できないんです。なので悪くならないようにするため、摂生や飲食制限をかけて負担を少なくするだけしかできないんです。でも摂生することによって生活が改善されたため体調が良くなり走ることができる様になりました。そして生まれて初めて食事や睡眠がトレーニングに密接しているなと実体験して毎日感じてます。進化今しているというよりかは、退化するような行動をやめたことが、周りからは進化に映るかも知れません。自分でも進化してると言っておきながら、すみません。
Q. 日常で心掛けているケアはありますか?
睡眠です。病気発覚前は考えたことも無かったです。Q.2018年に230Kで24:49:49で2位、2019年に24:53:32で優勝、そして今年は7年ぶりに26:02:44で通算2度目の優勝となりました。
トータルで7回当大会に参加されていますが(内1回は260Kにチャレンジ)、ご自身の走りを振り返ってみていかがですか?
1.2位以外はリタイアというなんともふざけた成績ですが、それも最初が出来過ぎてあぐらをかいていて練習しなくても勝てるだろうと思って走っていた部分があったかも知れません。でも今は違います。全てを見つめ直して、ウルトラマンじゃないですが帰って来たなと実感してます。
Q. 馬喰町(145.9km)で2位と5分差で1位、業平(158.4km)で2位とは15分差、その後は順調に進み最終的に2位とは1時間半近くの差で優勝されましたが、意識はしていましたか?
意識というか確認はしましたが、自分はずっと同じリズムで走るだけでした。2位の櫻庭さんと並走しましたが、コースがわからなくて案内してもらっている様でした。私の今回のゴールの目標はお風呂の清掃明けの一番風呂でしたから。

Q. 来年も参加されたいですか?もし参加されるのであればどのカテゴリーを選びますか?
260kmですかね。コースレコード記録を目指したいです。正直230kmのレコードタイムは私には無理です・・・ひゃっほいめwww (Q16事務局からの補足コメント)
※高橋健吾さんが2018年に230Kに参加されて2位だった際は「ひゃっほい太郎」こと赤松亮さんが「23時間17分54秒」で優勝。(当時のコースレコード、歴代2位記録)
現在のコースレコードは、2022年の小林優史さんの「23時間02分48秒」。
Q. 今回はどんなレースプランでしたか?
最初から最後までリズムを崩さず走ること。周りは気にせず一定で余力を持ってゴールすること。エイドでは最低5分ゆっくりと食べて、スタッフさんにご馳走様をしっかりと言う事!!
Q. 事前に設定した予想ペースと実際に走ったペースにズレはありましたか?
設定はしてません。ただ楽に気持ち良く走れるペースで。序盤はそれよりも遅いと思うくらいのペースで走るということだけでした。友人が沢山いるためおしゃべりしながら多少ペースは変わりましたが。
Q. 前夜と朝は何を食べましたか?
餅の肉巻き。Q. 小江戸どうでしたか?
以前優勝した際より1時間以上遅かったですが、それらも楽しんでおりました。前に沢山ランナーがいて失礼ながワクワクしてました。
Q. 大江戸どうでしたか?
成願寺までの道程、成増辺りから100mおきくらいに信号につかまり、そこを脱しようとせず非常にゆるゆるとしてしまったことが未だに残念。Q. 秋ヶ瀬までの折返しつらくなかったですか?
今までは辛い思い出しかなかったですが、余力たっぷりでしたので辛く無かったです。また260km優勝の名人(高橋)さんと一緒であっという間でした
Q. レース中の飲食とその量を教えてください。
各エイドで食事をしっかり、あとは餅や明日香野さんの団子を常備していたのですが、すみません量とか忘れてしまいました。。。
Q. レース中に自販機/コンビニ利用しましたか?
コンビニに2回寄りのど飴を買っただけですね。他の補給諸々は全て足りました。Q. 楽しかったことありましたか?
沢山あったんだけどなぁ・・・Q. 辛いと思った瞬間はありましたか?
なし(トイレに行きたい時に近くに無い時)Q. 体へのダメージ(マメ、スレ、攣り、炎症、胃腸トラブルなど)ありましたか?
なしQ. うまくいったこと、うまくいかなかったことがあれば教えてください。
楽に走り続けることが出来た。Q. メンタルは強いと思いますか?普段心がけていることがあれば教えてください。
メンタルはよわよわです。ですが一周してある意味強いかも知れません。Q. 今回の装備一式教えてください。
すみません。特にこだわりがなく・・・覚えているのはシューズノヴァブラスト5エナジーセービングタイツ手袋靴下ダイソー他のギアは私物やチームシャツ。Q. 2025年に彩の国100K完走、2024年に彩の国100マイルDNFでしたが、2026年も彩の国には参加されますか?
Q. 直近の目標レースはありますか?
バックヤードウルトラ木島平、弘前24時間走。 (Q31事務局からの補足コメント)※インタビューご回答時はバックヤード大会前でした。
2026/4/3〜行われたバックヤードウルトラ木島平では77Lapsで見事に有言実行されてラストラムライとなりました!
Q. 今後の大きな目標やチャレンジしてみたい大会、夢などがあれば教えてください。
様々なウルトラマラソンがありますがより脚光を浴びて盛り上がって経済的にも豊かになる、そんな夢を持てるような部分があっても良いかなと思ってます。お笑いでいうとM-1みたいな。そうすればガチな選手の競技力も上がるし競技人口も高まる。またガチランナー出なくてもウルトラマラソンという競技に興味を持ってくれるきっかけにもなるかと。そのために今自分は走ってるんだと。
この業界の発展に寄与出来たら本望かなと思って今は自分の競技力を高めてます。
簡単に言うと自分の生きた足跡(功績)が残り今後の方々に良い影響となって欲しい。これが夢ですかね。
Q. ランニング以外で、楽しんでいるアクティビティがあれば教えてください。
特になし。お祭りとか?笑Q. 来年参加する方々へのアドバイスがあればお願いします。
信号は守りましょう。Q. 最後に、この大会全体を通じたご感想を自由にお聞かせください。
年々人気も高まり盛り上がっているので私自身も更に頑張ります!
